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Front Plate ~ 微速前進

日常を言葉にするためのブログ

【小説】アオイハルノスベテ

小説 感想

 

 いつの間にか完結していた作品を読了。

前シリーズのココロコネクトから引き続き、高校を舞台にSF要素もある作品でした。

おそらく作品として描きたかったことは4巻で書き切って、最終巻は丸々プロローグだったなと思います。

1巻冒頭が4巻ラストに繋がり、主人公が決断する。生きるということはどういうことなのか。自分が生きたと言うためには、何が必要であるのか。

実は作者の庵田定夏さんは同じ年なんですよね。同年代を生きた人が描く作品の思いには自分も共感して読むことができました。

死にたくない。でも死んでも後悔はないと言い切るために。様々な外的要因はあるかもしれないけれど日々を漫然と生きるのではなく、自覚して生きるということが大切であるというメッセージは共感できるものがありました。

自分が毎日を主体的に生きているということを改めて考えさせてもらえた作品。同年代ということもありますし、今後のシリーズも追いかけていきたいと思います。

青臭いくらいのメッセージ。けど斜に構えて暮らすよりもそれくらい自分に、他人に、人生に、向き合った方が最終的には笑ってよかったと言えるんだと私は思います。